日本パーソナルカラー協会では、認定資格としてJPCA講師がございますが、より理解を深め活躍していただけるように、定期的な研修講座を行っております。
この度、2021年度の講座を担当していただいた本部講師の方々に講座を終えた感想をいただきました。
今回は、【表色系とパーソナルカラー】の講座を担当していただいた國武玲子先生と倉田文先生をご紹介いたします。
今回の講座は、表色系の伝え方を学ぶと共に、JPCAが大切にしていることを改めて皆様と共有したいと考え、臨みました。
私たちJPCAは、専門性を持って属性がもたらす色の効果をお伝えします。属性の効果を感覚で伝える人と、資格を持って伝える人の違いは、プロとしての専門性を持っているかどうか、だと考えます。信頼される色の専門家には、例えば表色系を知識として身につけ、表色系の記号に当てはまらない多くの色についても、およその表色系の色番号や記号が分かり、色を想像し、配色で応用できることが求められます。
講座では、PCCSとマンセル表色系の属性の概念や成り立ち、対応させるときの捉え方のコツや、それぞれの色の表記と見方について学びました。また、私自身がJPCAの認定講師として表色系を伝える時に注意していることや、理解する面白さや楽しさを伝えるときに工夫している点もお伝えしました。
色の専門家としての知識向上の一役を担うことができていたら幸いです。共に学ぶ仲間として、今後ともどうぞよろしくお願い致します。
國武 玲子先生
J P C A本部講師/J P C Aパーソナルカラーアナリスト®
NPO法人日本パーソナルカラー協会本部講師、(社)色彩検定協会認定講師として企業や教育関係で講座を担当しています。国家資格キャリアコンサルタントとしてキャリアカウンセリング、NPO日本キャリア開発協会認定インストラクターとして厚生労働大臣認定・国家資格対応キャリアコンサルタント養成講座を担当しています。
コロナ禍において 「リモートでの授業をいかに充実したものにするか」 ということをテーマに上席本部講師の合瀬先生のアドバイスを頂きつつ、講座の内容を組み立てました。オンラインで授業を行うことは、難しい反面、便利な面もあると思います。
今回担当させていただいた 「表色系」 は、色彩学の基本を理論的に学ぶ内容です。そして、記号から色を想像できる力も必要です。オンラインの授業には向いている内容と思いますが理論中心の内容は苦手な学生も多く、工夫も必要です。
講座の中ではオンラインの特性を活かし「パワーポイントを使った進め方」、「ゲーム形式の小テスト」など、学生に興味をわかせるために行っていることをお伝えいたしました。また、配色カードを使ったワークでは、リモートでありながらも、声かけや質問など、双方向のコミュニケーションの大切さもお伝えしました。
今回、この講座の準備や実践を通して、新たな気づきがたくさんありました。 次年度の授業の中で活かしたいと考えています。このような貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
倉田 文先生
J P C A本部講師/J P C Aパーソナルカラーアナリスト®
カラー&イメージコンサルタント/講師
福岡市内の専門学校やマナースクール、カルチャーサロンで講師をしています。資格講座のほか、パーソナルカラーアナリスト養成や企業研修なども実施。自分らしさ、印象アップにつながるファッションコーディネートレッスンは人気講座。春からはまた学生さん達との新たな出会い。今から楽しみにしています。