※本ブログは、日本パーソナルカラー協会の情報誌「JPCA NEWS NO.9」にて掲載した「認定資格者の活躍紹介:CLOSE UP」です。
2022年9月に「JPCA講師」2024年4月には「JPCAパーソナルカラーアナリスト®」の資格を取得された及川泰子(おいかわ・やすこ)さん。美容師で現在はヘアカラーやヘアカットの他、パーソナルカラー分析診断など、色とヘアスタイルを融合させて活動されています。最近では美容専門学校の講師としても大活躍の及川さんにお話を伺いました!
最初はパーソナルカラーアナリストの資格を取りたかったのですが、新型コロナの流行でJPCAで学ぶことが難しく、他のカラースクールで診断を勉強しました。そんな中、周りの美容師からも「是非教えてほしい!」と言われ、教えるならしっかりとした内容を伝え、さらに資格も取得できるように指導したい、また、協会のテキストが何より好きなのでここだ!と思ってJPCA講師を目指しました。

授業初日までに半年ほどあったので、講師研修講座やプレゼンテーション講座(※)と、出られるものは全て受講しました。講座の中でも資料作りや授業の組み立てが必要だったので、それらが全て「準備」になりました。また、色彩の知識があるわけではない学生達にも伝わるように、自分がしっかりと理解をして、教科書をなるべく見ずに自分の言葉で話すことを意識しました。先生からのフィードバックも沢山いただけますし、授業の練習もスマホで撮影して客観的に自分を見て「板書の書き方はこうだと見えづらいな」など気づいたことをブラッシュアップしていきました。
(※)・・・講師研修講座やプレゼンテーション講座は、「JPCA認定講師」が受講できるスキルアップのための研修で、色彩技能パーソナルカラー検定®を指導するために必要な知識やコツを学んだり、模擬授業を通してプレゼンテーションのスキルを磨くことができます。オンライン講座なので、どこにお住まいの方も受講することができます。
学生達がネイリスト・エステティシャン・ウェディング業界などを目指す女の子たちで、今パーソナルカラーが流行っているので、熱心に話を聞いてくれてありがたかったです。そこを間違うのか!とか全然違うことをしちゃうなど、予想外のこともありましたね。授業ではデジタルだと当日トラブルがあるかもと思い、ホワイトボードに貼ったりアナログな形式で準備したのですが「一生懸命、いろんな色や資料を見せてくれて嬉しかった!」と学生が言ってくれ、伝わってよかったと思いました。
次は美容学科の学生80名にも教えることになり、男の子もいるからどう工夫しよう?と不安もありますがワクワクが勝っています。美容学生に教えてみたいというのも夢だったので!自分の実体験などしくじりも含めて、美容師は楽しい仕事だよということも伝えられたらいいなと思っています。
教えていると学生から「イエベ・ブルべどっち?似合う・似合わないどっち?」という話になることもあり、しっかりした技術を身につけたい、また講師とアナリストの知識を統一させたいと思い、JPCAパーソナルカラーアナリスト®養成講座を受講しました。
JPCAでは仲間と一緒に学べるのが凄く良かったです。モデルの顔にドレープを当てて変化を見る授業では、それぞれの見え方や感じ方の違いが、いい意味で驚きがありました。学んでみて一番大切だと感じたのは、「シーズン(春・夏・秋・冬)」で見るのではなく、「属性(色相・明度・彩度・清濁)」で見るというところ。診断する手順も無駄がなく、お客様にも分かりやすいなと思いました。実際にお客様に説明して「明日から自分で色を選べそう」「私が好きな色はこういう属性だったんだ」と言ってくださると、伝わってよかったと思います。ヘアカラーの提案も印象や顔への効果の両方でアプローチができるようになったり、お洋服や口紅の色など髪の毛以外の話もできるようになりとても喜ばれています。
年齢を重ねて顔色の変化や白髪が出てきたり、捉えようによってはネガティブな変化も、色を上手に取り入れることで緩和したり、なんなら魅力として捉えることができる。自分でどうにかできるんだぞ!という力が手に入りました。
20年以上美容師をやってきましたが、美容師だけというより教える方の仕事も広げていきたいと思っています。美容師も続けつつ、講師の仕事も少しずつ経験を重ねて両方バランスよく、どんな場所でも働けるような“現役美容師だけど先生”みたいなポジションを目指します!これからも色々なものを吸収して学び続けていきたいです。
JPCA講師・JPCAパーソナルカラーアナリスト®
及川 泰子 さん
【HP】https://oikawayasuko.com/
【Instagram①】yasuko_oikawa_color
【Instagram②】yasuko_oi_hair
