色彩技能パーソナルカラー検定®は、パーソナルカラーに必要な知識や色を見分ける技能が身につく検定で、モジュール1(初級)・モジュール2(中級)・モジュール3(上級)と段階的に学ぶことができます。
モジュール3(上級)まで合格すると「JPCAパーソナルカラーアドバイザー」の称号が与えられます。
◆色による顔への効果を活用したご提案
例えば、小顔に見せたいや、肌にツヤを出して見せたいなど、お客様のご要望に対して、どのような色を選ぶと良いか色の四属性(色相・明度・彩度・清濁)による効果を活用して提案できます。
◆色によるイメージの演出のご提案
「キュートに見せたい」や「クールに見せたい」など『イメージ(印象)』の演出を、色の四属性を活用してお客様に提案できます。
◆理論的にパーソナルカラーについて伝えることができる
顔への効果やイメージも、なんとなくの感覚ではなく「理論」で説明ができるので、お客様に納得していただける説得力のある提案ができます。
ここまでの技能でも十分にファッションやネイル、メイクアップ等幅広いジャンルの仕事に活かすことができます。しかし、「パーソナルカラー診断」を行うことは推奨しておりません。
色彩技能パーソナルカラー検定®では、パーソナルカラーに必要な知識や色の見分ける技能、色とイメージの結びつきなどを学びます。
しかしながら、「似合う・似合わない」については学習しません。
「似合う・似合わない」を診断するためには、対面の実習などを重ねて万人に共感を得られる高度な技能を習得することが必要だからです。
もし、診断するための技能を身につけないまま、診断をするとこのようなことが起こりえます。
【1】 個人の好みに偏った診断になってしまう
あれ?診断結果が「春」ばかりになってしまうな?というように、本人の好みに偏った診断になってしまい、特定の色を避けてしまったり、お客様の診断結果がご自身の好きなシーズンばかりになってしまうことがあります。そうならないようにするためにも、誰が見ても「似合う」と感じられる「基準」を学び、審美眼を鍛えることが大切なのです。
【2】 似合う“理由”を説明できずクレームの原因になる
パーソナルカラー診断は「グループ(春・夏・秋・冬など)」ではなく、色彩技能パーソナルカラー検定®で学ぶ「色の四属性(色相・明度・彩度・清濁)」が大切なポイントです。顔が小さく見えて、ツヤが出て見えているのは、どの「属性」がどのように影響しているのか?など細かく複合的に分析することが必要です。
様々な色のドレープでそれぞれの属性による顔の変化を繰り返し確認して分析することで、似合う色の「属性の度合い」を導き出し最終的に「グループ」に当てはめることができます。
四属性ではなく、「春」と「夏」どっちがいいかな?といったようにグループ分類を基準に診断を進めると、似合う理由を理論的に説明することができず納得していただけなかったり、お客様の不満につながることもあります。
また、グループ分類の特徴にぴったり当てはまらない方は多くいます。色の四属性で表現すれば、さらにパーソナルに似合う色をお伝えできるのでそういった悩みもなくなりますし、お客様にとっても色の選択肢も広がって活用しやすいパーソナルカラーを提供することができます。
例えば、美容師免許を取得しても、すぐにプロとしての活躍は難しく、実践的な経験を積む必要があります。
パーソナルカラー診断のスキルにおいても、同じように診断するための技能を身につけていただくことを推奨しています。
当協会ではJPCAパーソナルカラーアナリスト®養成講座を行っており、これまでに学習したことを土台に、実際にモデルの顔への変化をお互い確認したり、さらに細かく色を見分ける訓練をしたり、実践的な実習を重ねて診断するための技術を身につけることができます。
また、資格を習得した後も訓練を重ねることも重要です。当協会ではオンラインや対面での定期的な研修講座を開催しており、スキルアップをすることができます。
是非、パーソナルカラーアナリストとして活躍したい方は、JPCAパーソナルカラーアナリスト®の取得を目指して、お客様にとって満足度の高いパーソナルカラーを提供できるようになりましょう。